工場と仕事

工場は危険?怪我する可能性と危険予知

未経験者にとって工場は危険なところというイメージがあると思います。

ニュースなどでも月に1回は全国どこかしら工場の事故が報じられるような状況ですが、実際に働く現場はどの程度危険なのか、気になりますよね。

工場は気を抜けば誰の身にも危険が降りかかる

工場ではコンベアが常に回っています。これはライトカーテン(赤外線センサー等)を遮ったり、非常停止ボタンが押されない限り止まる事がありません。

工程によっては、作業中はコンベアが止まっており、作業完了ボタンを押せばコンベアが動くという場所もあります。

作業者が気を抜いてしまい、コンベアの先に人がいることに気づかずにボタンを押せば、先にいる人とコンベア上のワークが衝突する事故が起きてしまいます。

基本的に大型機械はライトカーテンや安全扉が設置されており、稼働中は人がそのエリアに入ると稼働を停止するようにプログラムされています。

しかし中にはそうした安全装置を付ける必要のない機械もあります。そうした機械は正しく使わなければ、手や指を挟むなどの危険は十分にあります。

工場では油断が本当に危ない結果を招くことは確かです。

死亡事故に巻き込まれる可能性

近年の工場での死亡事故の多くは保守保全、いわゆるメンテナンスの際に発生しています。生産中に期間工が巻き込まれるようなことはほとんど無いと言っていいのですが、絶対に無いとは言えません。

例えば何かしらの理由で機械が停止し、そのときに社員を呼ばずに処理しようとすると、どんな結果になるかは誰にも予測がつきません。

ですが通常の生産状態で通常通りに作業していれば、事故になることはまず無いでしょう。だからこそ安全作業を遵守することが叫ばれるのです。

安全作業を守って、異常には手を出さない

怪我をしないためには、安全と言われる作業手順を必ず守り、設備に異常があればすぐにラインを止めて社員を呼び、自分で対処しようと思わないことです。

何かいつもと違うと感じればすぐに社員に確認すれば、事故が起こる可能性、事故に巻き込まれる可能性が低くなります。

トヨタ系列では、入社してから「止める・呼ぶ・待つ」という言葉を繰り返し叩き込まれます。各工程には非常停止ボタン、非常停止紐が備え付けられており、それぞれの判断でいつでもラインを止めることができるようになっています。

期間工に危険な作業が割り当てられないわけではない

例えばロボットの清掃を期間工がおこなう場合があります。社員登用希望者などは早出などで機械の立ち上げ作業を行ったり、週末メンテナンスをおこなったりする人も出てきます。

こうした慣れない作業、通常ではない作業も期間工は担当することがあるので、このときは特に気を抜かないようにしなければなりません。

また中にはシンナー系を扱う工程もあるでしょう。こうした工程では防塵防毒マスクの着用や専用手袋、保護メガネの着用が義務付けられていますが、曖昧な付け方をしていると思わぬ災害につながることになります。

かもしれないの危険予知

危険な目に遭わないためには、「危ないかもしれない」と予測することが効果的です。すなわち危険予知、KYと呼ばれる活動を常に実施することです。

今動けば巻き込まれるかもしれない。作業中に跳ね返りが飛んでくるかもしれない。濡れた床で滑るかもしれない。

こうした「かもしれない」を気にかけながら作業をすることで、より安全に対応することができます。

ところで、工場での事故で多いのは、意外かもしれませんが歩行中の転倒による骨折や捻挫です。工場での事故には歩行災害も含まれる、と聞くと、期間工でも社員でも関係なく、その事故に遭う危険性が誰の身にも降りかかる可能性があるのは自明ですね。

自分の身は自分で守ることが大事です。

ルールをしっかり守り、健康体で満了できるように、しっかりとKYしていきましょう!