工場と仕事

ライン作業は精神的に辛い?実は楽!ライン作業のコツ

ライン作業を実際にやったことがある人と、そうでない人では、ライン作業についてのイメージがまったく異なります。

ライン作業をやったことが無い人は、ライン作業は精神的に辛いように感じていますよね。未経験者だと特にそうだと思います。ここでは実際に働いたことのある人がどう感じているかを中心にまとめていきたいと思います。

ライン作業が精神的に楽勝だと感じる理由

ライン作業は実はとても精神的に楽な場合が多いのです。

特に過去営業系や顧客対応をしていた人にとっては「むしろ天国」と思えるくらい楽なんです。

体力的にはライン作業のほうがきつい面もありますが、精神的にはこれ以上楽な職場は無いと思えるほど楽です。

少なくともコンビニでアルバイトをするよりも断然楽です。

それは、ライン作業は黙々と作業をするだけで良い上、同じことを繰り返すだけだからです。

「同じ作業を繰り返すのは精神的に辛くないの?」と未経験者は思うでしょうが、これは少し違います。

同じ作業さえクリアできれば、他に煩わしい作業をする必要が無いんです。それだけを繰り返すだけでよく、慣れてしまえば眠気すら感じる事もあるくらいです。

営業や顧客対応でよくあるような、クレームを受けることもなければ、ノルマ未達成で叱られることもありません。

社会に存在する仕事の多くは、対人関係によるストレスが最大の敵ですが、ライン作業にはそれがほとんど無いのです。

ライン作業が向いてない人はいない

ライン作業が向いていない人は本来いないはずです。これはライン作業が誰にでも出来るように作られるという前提があるからです。

体力的に合わない部署には基本的に配属されません。また能力的にできない事を求められることはありません。なぜならラインが止まってしまうことがライン作業の最大の敵だからです。

ではなぜライン作業が向いていない人が出てきてしまうのか。

ライン作業に向いていない人は以下の分類に属します。

・耐え性が無い人
・注意力が散漫な人
・働くのが嫌いな人
・向上心が強い人

ここで前の3人はどこに行っても「仕事向いてない」と思う人たちです。そもそも働くのが嫌いな人はライン作業は向いていません。

そして最後の1人の「向上心が強い人」ですが、ライン作業は同じことを繰り返します。自分はもっとクリエイティブな仕事をしたいと思う人はどうしても耐えられなくなっていきます。

ライン作業は個人の成長が極端に遅くなるので、もっと活躍したいと思ってもその作業を繰り返すしかできません。もちろん改善作業を頑張るという事は出来ますが、もっと自分の価値を上げたいと思う人はライン作業には向きません。

さて、ライン作業についていけない、という人が入っていないことに気づくと思います。実はライン作業についていけないことは、ライン作業に向いていないことにはならないのです。

ライン作業についていけない原因

ライン作業についていけない原因は、以下の理由です。

・ライン作業に慣れていない
・タクトタイムが鬼設定

ライン作業についていけない人で一番多いと思われる理由は、ライン作業に慣れていない、という事です。

ライン作業の作業時間は、誰でもその作業手順を守れば間に合うように設定されているので、ライン作業についていけないのは、単純に慣れていないだけ、という場合が多いのです。

慣れてしまえば、なぜ間に合わなかったのか不思議に思う事もしばしばです。もし自分がライン作業についていけずに悩んでいて、それが作業に着手して日が浅い場合は、1週間ほど辛抱して取り組み続けてみてください。

徐々に間に合うようになってくるはずです。

ただ、タクトタイムが鬼設定である場合はそうもいきません。

タクトタイムは完成ペースをもとに定められる場合があるので、個々の工程の事まで手が回らない場合があります。そうした場合には、正社員でも間に合うのかどうかを一度試してもらう事しかありません。

作業に慣れた正社員が作業してみて、それで間に合わない場合は工程改善が不可欠です。

ただこの場合「すみませんがどうしても間に合わないので一度作業を見せてもらえないでしょうか」と言う事が大事です。「お前らやってみろよ絶対間に合わないから」といってしまうと関係が悪くなるだけですから。

ライン作業に追いつくためのコツ

ライン作業に慣れるまでに追いつくコツがあります。それは無駄な時間探しです。

作業に間に合わない人は、自分は一生懸命にやっていると思っても、無駄な時間がかなりあります。例えば作業を開始するまでのタイミングが人よりワンテンポ遅かったり、道具の取り回しが少し人と違ったりという事が良くあります。

他の人と自分がどう違うのかを探したり、他の人に自分の作業はどこが違っているのか聞いたりすることで、より早く慣れに近づくことが出来るのでおすすめです。

食品ライン作業は自動車ライン作業よりつらい?

ライン作業で精神的に辛い、というものの中で、実は食品ライン作業のほうが自動車ライン作業よりつらいという声が良く聞かれます。

食品ライン作業はベルトコンベアの速度が速く、求められる作業も手作業が多い事もその理由の1つですが、体が冷える、というのが最も精神的に辛い理由となります。

食品の鮮度を維持するために、工場全体を冷却する必要があり、特に冷え性の方が辛い思いをすることがあります。

自動車ラインはそういった点が少ないので、夏場は暑いのですが、それ以外の期間ではさほど気になる事はありません。

給与も福利厚生も自動車ライン工のほうが上ですから、精神的に楽なものをと思う場合は、自動車ライン工をおすすめします。