工場と仕事

期間工に人気のフォークリフトも楽じゃない、屋外作業者の憂鬱

フォークリフトはきつい作業もある
フォークリフトは期間工でも人気の作業の1つです。ライン作業ではないため、身体的な苦労がわずかに軽減される、というイメージがあり、実際にそういった現場も多いので、期間工でフォークリフト資格を持つ人は少なくありません。

ですが、それはあくまでも建屋内作業である場合。屋外作業に当たった時は、憂鬱でしかありません。

大雨でも屋外作業

フォークリフトの屋外作業で最も憂鬱になるのが大雨での作業です。フォークリフトという乗り物は、基本的に快適性は無視されています。
フォークリフトは快適では無い
サイドカーテンがついているものもありますが、視認性を高める目的から外されているものが多く、横殴りの雨になれば雨合羽を羽織るくらいしか対策するすべはありません。

そもそもフォークリフトを扱う工程であるとはいえ、勤務時間中ずっとフォークリフトに乗るわけではありません。フォークリフトを降りて作業することも多く、安全確認はまともな会社ほど厳しく指導されます。

トラックに積荷を済ませ、落下防止シートをかけるのもフォークリフト作業者の仕事である場合、トラックの荷台で雨に打たれながらロープをくくるのも仕事の1つです。

作業の最初から雨が降っている場合は雨具着用ができるのですが、作業中の突然の通り雨、スコール、夕立はなすすべがありません。みるみるずぶ濡れになり一人びしょ濡れで昼食を食べる、ということにもなりかねません。

真夏でも屋外作業

特に真夏の炎天下の中での屋外作業はきつい作業です。40度近い気温だと、アスファルト上での作業は体感温度も50度を超えてくるので、汗だくになりながらの作業となります。熱中症に最も近い作業になることもあるのがフォークリフトの悩ましいところです。

同様に、真冬の寒さの中でも作業はあります。こういった外気温との戦いは、屋外作業をする上では避けて通ることはできません。

基本的に一人

フォークリフト作業は基本的に一人で作業することが多く、その割に時間に追われることから逃げられない作業現場なので、孤独感は人一倍です。他の作業現場と重なることもありますが、他の現場作業者もまた忙しく、人もかなり変わるので、黙々と作業しなければなりません。届いたものを積む、または積んだものを移動するのが仕事なので、イレギュラーは基本的に起こりづらい上、上司なども見回りにあまり来ないようなケースもあるので、一人が好きな人にとっては天職になりますが、孤独が苦手な人にとっては大変な作業場、それがフォークリフトです。

結構舌打ちされる

フォークリフトが活動する場所が複数箇所である場合、通常は歩道になっている場所を通行止めにすることも珍しくありません。
作業中、作業場所に人が入らないようにするために、どうしても必要なこの通行止めは、たまたまその道をその時間に通りがかった人にとっては邪魔者なので、露骨に嫌な顔されたり、舌打ちして去っていく人も中にはいます。

待たせてしまう作業者側としても心が痛いところですが、そういう対応がストレスだという作業者もいるので、屋外リフト作業者にとってはこれも辛いところです。

安全に気を使うがやはり楽しい

やはりフォークリフトを運転し続けるということはライン作業には無い楽しさがあります。ヒヤリハットは絶えない場所でもありますが、怪我さえしなければ、「期間工に人気のあるフォークリフト」というのもうなづけます。直接品質には関係しない気楽さもあるので、よほどミスをしない限りは変化を求められることもありません。

外の作業で辛い、という部分はどうしても起こってしまうものの、仕事に対しての報酬の額としては、大半の人は満足しているのではないでしょうか。

フォークリフト作業が長年期間工に人気のある仕事内容であるのは、こういう理由があるからかもしれません。