期間従業員雑談

資格取得を本気で考える期間工へのアドバイス

ライン工や期間工と資格取得はとてもおすすめです。

普段は肉体労働なので、帰宅してからも頭が疲れている状況はありません。顧客トラブルやクレームが無いので、精神的に疲労してしまうことがないので、スッキリした状態で勉強を進める事ができます。

実際に資格取得をする期間工も多い上、大学の学費を稼ぐ目的で期間工をやっている人も部署に1人はいるくらいの頻度で出会うくらいです。

おすすめの資格勉強サイクル

期間工をしながら資格取得をするおすすめのサイクルがあります。それは出社前に勉強をし、帰社してから速攻で寝る事です。

これは科学的に記憶の定着を促しやすいサイクルとも言えます。

Amazonのベストセラーとなっている本に、メンタリストDaiGoが書いた「超効率勉強法」という本があります。これは資格やテストを前提とした記憶に関するまじめな本で、この中には「記憶は思い出すことが大事」だと書かれています。

例えば仕事を終えるのが15時だとして、寮についてから風呂と食事を済ませると、17時くらいには1日自由が訪れます。ここでもう寝てしまうのです。

起床するのは24時。1日7時間の睡眠がとれるので、快適に目覚める事ができます。周囲は寝静まっているので、誰にも邪魔される事なく朝4時30分まで勉強することが出来ます。

勉強したら必ずやった範囲をスマホに撮影しておきます。

就業時間は朝の勉強をただひたすら思い出す

就業時間中、ライン工や期間工の良い部分をフル活用できます。それは頭を使わない、という事です。

単純作業を繰り返すだけなので、慣れてしまえば別の事を考えながら作業することが出来ます(もちろんそれは望ましい事ではないですが)。

また、チョコ停と言われるような、前工程や後工程でのトラブルでちょこちょこラインが止まる、という事が珍しくありませんから、そうした時間に朝4時間以上やった部分をただひたすら思い出す作業に費やしましょう。

そうすると、思い出せない部分が出てくるので、休憩時間や昼休憩の際にスマートフォンの記録を見て、思い出せない部分をもう一度復習するのです。

思い出すことを繰り返すだけで、記憶にどんどん定着していきます。記憶に関する書籍の中で科学的根拠に基づいて書かれた良い本なので、資格勉強をする人は必ず購入しておきたい本です。

他の仕事ではこうはいかない

例えばコンビニのアルバイトをしながら資格取得を目指す人がいますが、コンビニのアルバイトと資格の勉強は相性が悪いのです。

顧客からクレームが入りやすい環境なので、メンタル面での消耗が激しく、余計な事を考えてしまいます。

お客様が来店されていない時にする仕事も山ほどあるので、暇な時間がまずありません。その割にもらえる給料が少ないので参考書を買うお金をやりくりするのですら躊躇してしまうほどです。

期間工は給与を気にせず本代に変える事ができる

期間工は生活費が一切かかりません。もらった給与を使いきっても困る事は無いのです。そのため、少し高価な参考書であってもためらわずに買う事ができます。コンビニのアルバイトをしながらだとためらってしまうような本でも「試しに買ってみよう」と思う事ができます。

こうした自己投資に対する思い切った行動が出来るのは期間工の最大のメリットです。一方でデメリットがあるとすれば、予備校などに通う事ができない事くらいです。

やる事も行くこともない環境だからこそ、自分と向き合う時間が増え、資格の勉強しかやる事がない環境が作れる。しかもそれなりに良い金額を給料としてもらえるのです。

周りが勉強していないからモチベーションが上がる

周りの人達は勉強どころか本すら読まない人たちですから、資格の勉強をしていると言えば、あたかも天才を見るような目で評価してくれるでしょう。

そんな評価が得られるので、自然と資格取得に対するモチベーションが上がります。

「あの人大学受験するらしいよ、凄いよね」という話は珍しくありません。それにこたえようと本人も頑張らざるを得なくなるので、非常に良いサイクルが生まれます。

資格試験の前の日は有給休暇を取ろう

資格の本番が近付いてくるほど勉強時間を確保したくなると思います。そんな時に有給休暇をしっかりもらうのが期間工では可能です。

前々から職場の人に試験について話をしておけば、テストの前だから、という理由で有給休暇を貰いやすくすることが出来ます。

有給休暇がもらえれば、日中寮には誰もいないので、ありえないほど静かな環境でラストスパートをかける事ができるのです。

そのためにも、資格試験まで半年以上先である必要がありますが、どうしても取りたい試験であるほど期間工はおすすめの職業といえます。

その年がダメでも退職後1年間は勉強できる余力がある

期間工の最大のメリットはお金が貯まりやすいという事です。

生活費が全くかからない期間工を退職したとしても、生活費分丸々残っているわけですから、翌年1年間働かなくても過ごせるだけの貯蓄は可能です。

どうしても取りたい資格であれば、この1年間を使う事は極めて有効と言えます。

他のアルバイトなどをしていては、家賃や食費がかかってしまいますが、期間工にはこれらがありませんし食費は天引きで出来るので、1年後を見ると大きな差ができています。

資格を本気で考えるなら、期間工は相性がいい、という事はぜひ覚えておいてください。