期間従業員雑談

可能性の一つとしての期間工「底辺」ではなく「セーフティネット」

様々な掲示板、SNSなどでは、期間工=底辺の職業である、という表現が行われることがありますが、実際にそこで労働してみると、少し違う感覚を覚えることになります。

期間工の魅力は「簡単に窮地を抜けられる」こと

期間工は非正規なのでわりと簡単に職が見つかります。雇用形態こそ非正規社員ですが、その代わり条件面は優遇されている場合が多く、短期間で高収入を得ることができます。

簡単になれて高収入ですから、それまでの生活がどんなに困窮していて苦しかったとしても、2年ほどで立て直すことができます。

実際にそこで働いてみると、「何かあってもここに戻って来れば大丈夫だな」と思えます。複数社から借金が500万円以上あったとしても、期間従業員になれれば期間中に完済させることもできますから、事業に失敗したとしても、まったく心配する必要がありません。

そういう意味で、何気なく働いたり、働いていない人にとっては「底辺職」であり、目的があって身を投じる者にとってはセーフティネットなのが「期間従業員」という雇用形態です。

一度期間工になってみると

期間従業員として労働しておくと、再雇用されやすいというメリットが生まれます。

面接の際には、他社も含めて期間工を経験したことがあるかどうか聞かれます。期間工は肉体労働なので、一度でもその経験をしていれば、未経験より優遇されることがあります。たとえ前回が10年以上前であっても、経験したかどうかの差は存在します。

例えばこれから何かやろうとしていて、それが失敗する可能性が高いと思う場合には、先に期間工の実績を半年でも作っておくのも1つの手段として有効です。

また半年の場合には、入社祝い金なども多く支給される会社もあるので、事業性資金を貯めるにも最適な半年になるかと思います。